こんにちは 肥後洋一朗です。
昨日の2月12日、寝屋川北部地下河川 讃良立坑築造工事の現場に公明党寝屋川市議会議員団7名の皆さんと視察に行ってきました。
こちらの現場は一昨年の10月、立坑工事中に中村府議と見学をさせていただいたところです。
深さ約48m、内径約35mの立坑も完成し、寝屋川北部地下河川もシールドマシンがこの立坑に到達しました。寝屋川北部地下河川は総延長約11kmに及ぶもので、寝屋川総合治水対策の中でも重要な役割を担っています。
寝屋川流域は大部分が低平地で、急速な都市化の進展により保水・遊水機能が低下し、流域の約3/4は雨水が自然に河川に流れ込まない「内水域」となっています。そのため下水道で雨水を集め、ポンプで強制的に河川に排水していますが、河川に集められた雨水の出口は寝屋川の京橋口に一ケ所しかありません。そのため、ポンプの能力以上の雨が降った場合は下水道管や水路から水が溢れ出るという「内水浸水」が発生しています。
そこで、流域住民の暮らしを守るため、国と大阪府、流域関係11市が協力して「寝屋川流域総合治水対策協議会(現:寝屋川流域協議会)」を平成元年に設立し、21世紀の安全で快適な街づくりをめどに、平成2年4月に「寝屋川流域整備計画」を策定しました。
この計画に基づき、河川改修を進めるとともに、遊水地や流域調節地などの貯留施設、地下河川等の放流施設など、河川と下水とが一体となった総合的な治水対策が進められています。
来年の出水時期にはこの地下河川もいよいよ供用開始予定です。
集中豪雨等の浸水被害の軽減に大いに役立つ地下河川の供用に期待します。