こんにちは 肥後洋一朗です。
一昨日からの近畿地方を襲った集中豪雨により、多くの方々が水害に遭われました。
大阪府によると寝屋川市内では、床上浸水が150棟、床下浸水が500棟にも上りました。被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。
本日、8月15日、戦後67回目の終戦記念日を迎えました。
平和への誓いを込めて、「公明党 終戦記念日 街頭演説会」を大阪市内で行いました。
弁士は、石川ひろたか参議院議員、山本かなえ参議院議員、公明党副代表 白浜一良参議院議員です。私は、司会をさせていただきました。
先の大戦で犠牲となられた方々に、謹んで哀悼の意を表しますとともに、ご遺族並びに、今なお不自由な生活を余儀なくされている、戦傷病者の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。
言うまでもなく8月15日は、すべての戦争犠牲者の方々に祈りを捧げ、「不戦への誓い」「平和への誓い」を新たにする日であります。戦争の惨禍を深く胸に刻み、風化させることなく、平和の尊さを次の世代へと語り継いでいくことこそが、私たちの重大な責務ではないでしょうか。
また、日本は世界で唯一の被ばく国です。
1945年8月6日に広島、9日には長崎に原爆が投下され、約30万人以上の方々が犠牲となられました。
公明党は、2015年の「核廃絶サミット」開催と、2020年までに「核兵器禁止条約」の締結をめざすよう提唱しています。
非核三原則を堅持し、「永遠に核兵器を保有しない」方針を日本政府として明確に宣言するとともに、核軍縮・核不拡散に関する構想と、道筋を示したロードマップの策定で、日本がリーダーシップを発揮するよう、政府に強く求めています。
さて、本年は、国連の平和維持活動(PKO)協力法の成立から20周年になります。
同法による自衛隊の海外派遣は1992年9月、陸上自衛隊のカンボジア派遣を皮切りに、これまで計14件派遣されました。
停戦・軍事監視や人道支援、選挙監視、復興開発の実施などを通して国際社会から大きな評価を得ており、日本の国際貢献の柱として定着しています。
思えば20年前、当時のわが国では、社会党や共産党だけでなく、一部マスコミが連日、PKOへの自衛隊派遣を批判し続けました。
「海外派兵だ」「海外での武力行使につながる」などと、国民の不安をあおっていたのです。これらは、冷戦終結・湾岸戦争という歴史の大転換を見逃した議論でしたが、「一国平和主義」にとらわれ、PKO反対のうねりは高まるばかりでした。
そのような中で公明党は、日本が既成の平和をただ享受するだけの存在ではなく、世界平和のために役割を果たす国際貢献に乗り出すべきだとして、国民に支持されるPKO法案づくりに全力を注ぎました。
国論を二分するほど反対の声も強かった自衛隊のPKO参加でしたが、20年たった今年1月、内閣府が実施した世論調査では自衛隊のPKO参加を「大いに評価する」32・0%、「ある程度評価する」55・4%と、合わせて9割近くの国民が評価し、圧倒的支持を得るに至っています。
公明党の主張の正しさを歴史が証明したといっても過言ではありません。
座して平和を強調するだけでは何も生み出しません。
公明党は、現実を直視した「行動する国際平和主義」こそが、現行憲法の前文や9条の精神にかなうとの信念で、世界の平和実現に貢献する日本外交を展開してまいります。
これからも「平和の党・公明党」として全国3000名を超す地方議員、国会議員が一致団結して、全力で働いてまいります。