決算特別委員会(政策企画部、総務部、財務部)が終了しました。
・平成24年度 青色防犯パトロール普及促進支援事業について
・契約局における入札取り止めについて
本日は、以上の2点について質疑しました。
「平成24年度 青色防犯パトロール普及促進支援事業について」
青色防犯パトロール普及促進支援事業は、子どもを狙った犯罪やひったくりなどの街頭犯罪の抑止に効果的な青色防犯パトロール活動の普及促進を図るため、新たに活動を実施又は、車両台数を拡大する民間団体に対して、青色回転灯等の車両装備品を府が無償で提供するものです。
近年、大阪では子どもを狙った性犯罪などが増加しており、地域ぐるみで子どもを見守る取り組みを行うことがますます重要になってきています。
小学校周辺を下校時に巡回する青色防犯パトロールは、子どもに対する犯罪の抑止対策として非常に効果があると思います。
寝屋川市でも、市内の小学校全24校に市の青色防犯パトロール車が配備され、自治会等の地域ボランティアの方々
が子どもたちの下校時にパトロール活動をされています。
また、摂南大学の学生ボランティアの皆さんが活動に参加している3つの小学校区では、下校時に毎日、車に取り付けたスピーカーでその小学校の校歌を流しながら、子どもたちに「気をつけて帰りや」と声をかけるなど、地域コミュニティに溶け込んだパトロール活動をし、犯罪抑止だけではなく住民の体感治安の改善にも大きな効果を上げています。
大阪府では、これまで地域の防犯ボランティアの活動拠点となる地域安全センターの設置に先導的に取り組んでこられたが、今後はこの地域安全センターを有効に活用し、青色防犯パトロール活動の運行記録なども参考にしながら、防犯教室等において、子どもたちの安全のための情報共有や情報発信などにも力を入れていくべきではないかと考えます。
引き続き、子どもたちを犯罪から守るために先導的な役割を果たすよう要望いたしました。
「入札取止めについて」
私は、先日の決算特別委員会で、大阪府発注工事などにおいて、府の積算や公告の記載内容のミスなどが原因で入札の取止めが多く発生していることの問題点を指摘し、大阪府の中でも発注量が多く、取止め件数も一番多い都市整備部に対してその原因と対策について質問しました。
入札の取止めが発生すれば、工事の施工が遅れるなど府にとっても府民にとっても大きなマイナスとなります。
入札に参加した事業者に対しても、再度、応札のための時間や労力をとらせるなど、負担を強いることになります。
取止め原因の大半は、発注部局による積算・設計の段階でのミスとのことでしたが、契約局は、府における一般競争入札の手続きを担当するとともに、入札・契約についての総合的な調整機能を担っていることから、契約局に対しても入札の取止めについてどう考えているかを質問しました。
また、南海トラフ地震対策の防潮堤など、府ではスピーディに工事施工を行わねばならない事案が増える中で、取止めによる事務の遅延を防ぐためには、契約局と発注部局が一丸となって、入札取止めの防止に向けた取組みを強化していくことが必要であり、契約局長に、入札取止めの防止についての認識を問いました。
契約局長からは
「発注部局に対し、多面的な角度で検証してもらうようお願しているところ。
・この検証結果を踏まえ、発注部局において、入札・契約に係る最重要課題の一つとして、具体のミス防止対策に取り組んでもらうとともに、全庁にまたがる課題が浮き彫りになれば、契約局としてもしっかりと取り組み、各発注部局をバックアップしていく。
・さらに、それでもミスが起こった場合にそれをどうリカバーするかということについても大切な視点かと考えている。チェック体制を強化するということに加え、例えば、ミスをしても、公平性や競争性を確保したうえで、できるだけ入札事務手続への影響を減らせるような工夫はないか、というような観点からも考えたい。
・この問題は、本府だけではなく、全国の自治体等に共通する課題ともなっている。本委員会を通じてご指摘いただいた点を真摯に受け止め、国や他の自治体等の先進事例も参考にしながら、発注部局と一体となって効果的な入札取止め防止対策に知恵を絞ってまいりたい。」
との答えがありました。
今後、この問題が解決され、府民にとって安心安全な事業が円滑に進むよう、さらにより良い入札制度の改善に取り組んでいただきたいと強く要望いたしました。