本会議が開かれ採決が行われました。
新聞等でも取り上げられている「公立大学法人大阪府立大学に係る中期目標の一部を変更する件」についてです。
本件は、中期目標に「統合」の方向性を書き加えることで、府立大学と大阪市立大学が統合をめざして準備を進めるための出発点に立つことを明らかにするものです。
その準備を進めていく過程では、今後、議会において、新法人の定款等の合併協議事項やその予算等、多数の議案について、それぞれ判断をしていくことが必要になります。
そして府立大学の学生や受験生にとって大きな影響があり、府立大学の今後を大きく左右することに繋がる極めて重要な案件です。
その準備を進めていくに当たっては、拙速に結論を求めることなく、十分に議論し、関係者の合意形成の過程を丁寧に積み上げていくべきです。
また、両大学の統合に関して重要な方針を定める際には、府市双方の議会に事前に説明し、その意見を十分踏まえた上で進めるべきとのべました。
この内容を付帯決議し、賛成しました。
引き続きこの件に関しては注視していきます。
次にチャレンジテストについてです。
今年の9月定例会の前半で、公明党は、ここ数年大阪府の公立高校の入学者選抜制度がしばしば変更されていることが、大阪の子ども達の負担になっていると指摘し、子どもたちが安心して受験するために、入学者選抜について安定した制度を構築し、早く周知していただくことを求めました。
今回の補正予算により、中学3年生で新たにチャレンジテストを実施することになります。
その場合には、今年の中学2年生が受験する平成29年度入試から活用することになりますが、これによって現場の先生方の進路指導の予定が大きく変更されたり、子ども達や教員の負担が増加したりすることのないよう十分配慮の上で実施されることを、強く求めて賛成しました。
明年もさらに議論を深めてまいります。