5月23日、咲洲にある独立行政法人 製品評価技術基盤機構(通称 ナイト、NITE)を視察し
ました。
NITEは、新たに大型蓄電池システムの安全性等の試験評価業務に着手することとなり、世界最大規模の試験設備【NLAB(エヌラブ)】を大阪南港咲洲コスモスクエア地区に整備しました。
NLABの整備により、メガワットクラスの大型蓄電池の試験評価が可能となり、これまで困難だった発火燃焼等の危険を伴う各種試験が安全に実施できるようになります。
平成28年夏頃に試験サービスを開始予定です。
関西には、電池製品メーカーをはじめ、部材メーカー、製造装置メーカー等が集積し、電池関連産業(蓄電池、太陽電池、燃料電池)に関して高いポテンシャルがあります。
大阪府でも、関西イノベーション国際戦略総合特区の認定事業のひとつとして、「バッテリー戦略研究センター(BSRC)」を設置し、新たなビジネス創出支援や関連産業の集積促進等に取組んできました。
今回の世界最大級の施設立地は、その成果の一つであり、この分野での関西のポテンシャルをさらに高め、大阪の電池関連ビジネスの国際競争力強化に繋がるものとして期待されます。
大阪府は今後、本施設と連携を進めながら、引き続き新エネルギー産業の振興に取組んでいきます。