平成28年5月定例府議会が閉会しました。
今次定例会に提案されている諸議案等の採決にあたり、公明党の見解です。
「平成28年度 大阪府一般会計補正予算(第2号)」の件について
本件のうち「公衆衛生研究所 地方独立行政法人化 推進事業費」は、公衆衛生研究所の旧健康科学センタービルへの移転作業を中断し、独立法人化の準備や施設のあり方を検討するための予算です。
昨年度末、大阪市会において市環境科学研究所の廃止条例等の関連議案が可決し、公衆衛生研究所との法人の統合に向けた議論が前進するという大きな事情の変化がありましたが、移転を進めてきた背景となる耐震化対策を急がなければならない状況に変わりはありません。
知事は、施設のあり方の検討については、「一元化施設が前提ではなく、機能強化をどのようにできるかゼロベースで進める。」「9月までにしっかりと検討していく」と明言されました。
公衆衛生研究所は、府民の健康と生活の安全を守るための様々な検査や調査研究、情報収集等を行っており、健康危機事象発生時には重要な役割を果たす「府民の健康の砦」です。
今後の検討に当たっては、結論ありきではなく、契約等へのリスクや公衆衛生研究所が果たすべき役割を踏まえ、議会での十分な議論を通じて、府民への説明責任をしっかり果たしていくことを求めておきます。以上
今議会で採決される諸議案について公明党は全て賛成の立場を取り、採決も賛成多数で可決されました。