10 月 5 日、府議会で 5 項目にわたり、一般質問を行いました。
・治水対策について
「寝屋川北部地下河川 大深度地下使用法」
・住宅確保要配慮者の居住の安定確保について
・少子化対策について
「結婚支援等」
・就職に困難性を有する若者への就業支援について
・乳幼児期手話獲得支援事業 「こめっこ」について
なかでも、「こめっこ」について、報告します。
聴覚に障がいのある皆さんからの声を受けた私たち公明党による働きかけもあり、手話言語条例が施行されて1年半が経過しました。
「こめっこ」は聴覚に障がいのある乳幼児に対して、手話による言葉の獲得を支援する事業 です。
昨年6月にスタートした「こめっこ」は、手話言語条例検討部会の部会長であった河崎佳子教授が提言し、府とともに企画したもので、日本財団の助成を得て大阪聴力障害者協会と府の連携のもと河崎佳子教授等のご協力も得ながら取り組んできました。
これまで延べ650人を超える聴覚に障がいのある子どもたちに、手話の習得の機会を提供し、保護者からも心理面での大きな支えとなっています。
私は 8 月に聴覚障がい者団体の方とお会いし、意見交換をさせていただきました。
その際、「日本財団による助成金が来年度一杯で終了するため、こめっこも終わってしまうのではないか」と心配する声がありました。
そこで「素晴らしい成果をあげているこめっこをしっかりと福祉 3 センターの機能として位置付けるなど、府の重要施策として継続できるようにしていくべき」と知事に訴えました。
知事からは「福祉3センターは、福祉関連の情報発信とコミュニケーション支援の拠点施設として、整備を進めている。今後、こめっこの取組みをさらに広げるためにも、乳幼児期の手話習得支援に係る人材養成機能などを、同センターに位置付ける方向で、検討を進めていく。」と力強い答弁をいただきました。
「こめっこ」は、その高い専門性からも府が責任をもって取り組んでいく必要のある事業でありますので、聴覚に障がいのある子どもたちや保護者の皆さんが、引き続き安心して手話の取得に取り組むことができますよう、これからも後押しをしてまいります。