大阪府議会健康福祉常任委員会 委員長として「第40回 配分委員会」に出席してきました。
この委員会は、社会福祉法人 大阪府共同募金会が運営しており、大阪府共同募金会では、
たくさんの募金ボランティアの方々が活動し、共同募金運動を支えていただいています。
募金活動といえば、赤い羽根共同募金運動です。
赤い羽根共同募金運動は、昭和22年、戦後の荒廃した社会の中で生まれました。
戦災孤児、失業者、海外引揚者がまちにあふれ、一方、戦災で多くの社会福祉施設が焼失し、また、免れた施設も物価の高騰などで運営が大変苦しい時代。
こうした状況下で、民間の社会福祉事業を守り育成していくためには、国の施策だけでは間に合わず、そのための財源確保が急務となり、「たすけあい・自助」の精神を基調として「共同募金」が始まったそうです。
昨今、急激な少子・高齢社会の到来による影響が各方面で顕在化しています。
このような状況の中で、地域における相互扶助機能の強化は、これまで以上に強く求められています。
これらの課題に積極的に取り組んでいくための地域の基盤整備や地域福祉課題の活性化を後押しする共同募金の社会的意義は非常に大きいものがあります。
また、地域における福祉活動の財源の担い手として、共同募金運動に対する期待はより一層高まっています。
人々の善意によって集められる共同募金が地域福祉活動の推進に役立っていることを府民の皆さんに対してこれまで以上に広く周知されるように工夫し、運動に対する理解と協力が得られるような取組が一段と重要になっています。
特に学校現場で、こどもたちに地域で支えあうことの大切さと、そのための取り組みに共同募金が生かされていることを伝えることが非常に大事な観点であると思います。